とらぱん
2010年10月09日 18:04
Facebookに些細なことを書き込みすぎたり、不適切なことを書くと、友だちをなくすかもしれない――米研究者がこのような調査結果を発表した。
この調査は、米コロラド大学デンバービジネススクールの博士課程生クリストファー・シボラ氏が実施した。ユーザーがFacebookで友だち登録を解除する理由について、1500人のFacebookユーザーをTwitterで調べた。
友だち登録を解除する理由で最も多かったのが、「取るに足らないことを頻繁に投稿する」だった。2位は宗教や政治などの偏った話題、3位は下品なコメントや人種差別的なコメントなど不適切な投稿だった。
ユーザーのうち57%は、友だち登録をやめた理由としてオンラインでの言動を挙げ、26.9%はオフラインでの言動を理由に挙げた。またシボラ氏はオンラインの友人関係にある種のヒエラルキーがあることも発見した。友だち登録をリクエストした側の方が登録解除される可能性が高く、登録を解除するユーザーの方が友人関係において優位にあるようだ。
友だち登録を解除されたユーザーには「深く傷ついた」と感じる人もいれば、おもしろがっている人もいる。解除された相手やその理由によって反応は変わってくるという。
シボラ氏は、Facebookのプロフィールには公共性があり、投稿する内容には気をつけるよう促している。2010年の調査によると、企業の採用担当者の54.6%はFacebookで求職者について調べているという。「友だち登録を解除される理由になるような投稿は、採用担当者にもネガティブに受け止められるかもしれない」と同氏は語っている。